紅茶の日記

好きなコトに対して、気軽にゆるーく語ります。

何者

映画『何者』を鑑賞しました。

この映画は2016年公開で、実は一度見たし、小説も読みました。

当時は高校生だったので、就活について無知で、どんでん返しがある物語として面白いな、という印象を受けたことは覚えているのですが、それ以上の面白さはわかりませんでした。なぜなら、就活というメインテーマに対してあまりに知らなすぎたからだと思います。

 

就活の実態を知った今もう一度見ると違う面白さがありました。


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まず、この物語から私は「プライド」が重要なメッセージとして受け取りました。

就活においてプライドって本当に邪魔だと思います。

「プライドを捨て、いわゆる自己分析を通してありのままの自分を受け入れ、それをいかに綺麗に表現できるか」

光太郎が言った「就活が得意」の真意がこれだと思いました。

 

プライドが高いと、上手く生きられているフリをするのが上手くなってしまうんですよね。

プライドが低いと、生きることの難しさを受け入れ、人に頼るのが上手くなると思います。

 

全体を俯瞰しながら、人のことばかり分析し、批判し、自分については何もわからない拓人。

経歴にばかりとらわれ、中身がない、あるいは得られたことがあるのにそれが何かわからない、得られたことの重要さに気づいていない里香。

 

私もどちらかというとこの二人に近いのかも、と映画を見ながらぞくっとしていました。

そして、変わりたいと思いました。

「自分を変えるきっかけになる映画」だと思います。就活生は特に。

 

もっと人に甘えられて、頼ることができるようになれれば、邪魔なプライドを放棄することができるとおもうから、意識して生きたいです。

 

 

最後に、「プライドが低い」ってなんかマイナスイメージありますよね、、私的には褒め言葉なんですけどね。何か良い言葉できないかな。